公共事業に喝!
  • げしゅ
  • 2010/01/22 (Fri) 16:13:22
このスレもつくってみますた。。。

>最低落札価格の設定って無くなってきました。
>洩らす馬鹿がいる

なるほど。

そもそも役所はには、「利益」というものが存在しないのが問題なんです。
逆に、予算は絶対余らせてはいけない。
万一予算を余らせると、次年度の予算が削られる。

なので、みんな緊急の支出に備えて3月までは金を握り締め、3月になると「それっ!」とばかりに一気に使い切るわけです。
ムダ使いしてでも。

個人的には、余ったら予算縮小でいいと思うのですが、彼らは自分の部署の金は自分の金と思うらしくて、少しでも予算を増やしたい、と思うらしいのです。

そこんとこに、何とかして「利益」というインセンティブを持ち込む必要があると思うのです。

>機器費40万、設置工事費30万、その他諸経費20万。
>落札金額は5年契約で月額3000円。

これって、90万の仕事を、18万で落としちゃった、ってことですか?

いろいろ事情はあるとは思うんですが。
たとえば、コンピュータがらみだと、初回赤字で収めても、保守や更新で確実に儲かるから、というのもあるかもしれませんし。

OBがいる会社だと、そういう落とし方をして、「追加」「変更」「随契」でボロ儲けさせる、なんて手もありそうですね。

>どんな商売でも、ピンハネ分が利益

う~ん、役所の積算だと、人件費(てか原価は全部)はナマだと思いますよ。
利益は、「経費」の方に入ってると思います。
単品で分離できないものに関しては、そういうことはしてないと思いますが。

なので、想定した人件費を払ってないのは、利益でなく、やっぱりピンハネなわけです。

で、想定では、元請けが下に投げず何もかもやる、ということのようなので、「経費」は元請の利益しか計上されません。
よって、下請けに1回投げるごとに、経費分がピンハネされていき、重層下請けだと一番下の、実際に納品や作業をするところに、全部のシワ寄せが行くわけです。

だから、重層下請けはマズイわけです。

しかし、これを有効に防止する手段が無い、というか、OBが暗躍する余地が無くなるので、わざと防止しないというか・・・

>ダム工事やトンネル工事なんかで 当初予算より何倍もの工事費が掛かる

あれは、ヘタすると10年単位のものがありますので、物価スライド制みたいなことになっていて、数年ごとに予算申請して、契約しなおすようです。

自然が相手なので、工法変更、設計変更がいくらでもありますし。

なので結局は、
>掛かったら掛かった分だけ工事費が増えるなんて仕組み

になってしまうようです。
よって、コンピュータの話のように、1期目を赤字でいいから取ってしまえば、あとは儲け放題、となるようで、ゼネコンにはオイシイでしょう。

てか、巨大事業だと、そもそも企画・設計段階からゼネコンが入り込んで、実際の作業は入札前からゼネコンがやってるわけで。

入札なんて、出来レースもいいとこで、ただの「儀式」にすぎないでしょう。

てか、原子力とか宇宙とか防衛関係だと、「公共事業」という概念から大きく外れたことをしないと、何もできないような気がしますし。

役所、OB、企業ががっちり組み合って、他者を一歩も立ち入らせない体制を作っているでしょう。

>汚職の温床になるんでしょうね。

●×事業団、※▲公団、■★財団、とか、役所だかナンだかわからないところは、大方「それ」だと思っていいと思います。

最近は我々パンピーがそのことに気付いてきたので、カムフラージュが巧妙になって、みんなカタカナ名の株式会社などにして、ワケわかんなくしています。

さらに追い討ちをかけるように、「民営化」の嵐。

こういうところは、一応準役所なので、前は予算、組織、内規などの公表の義務があったのですが、「民営化」したら、そんな義務はなくなりますし、入札等も好き勝手になってしまいます。

だから、国鉄、道路公団、郵便など、競争相手がいないものを「民営化」するのは、伏魔殿の大増築みたいなもんで、ナンセンス極まりない。

この国をダメにしている元凶です。
Re: 公共事業に喝!
  • 3倍
  • 2010/01/22 (Fri) 23:57:01
18万で落としたって事なんですが
そこから、オプションをつける契約で
それに月1500円掛かるので、実質
5年契約で9万ですね。

取る側の事情は俺にも良く分かります。

戦略上、損をしてもこれは取っておきたいと考える事は
俺にもありえる事ですから。

問題は、取る側に
【損をしても】とは考えない奴が増えていることで

立場を利用しての価格の強要という
明らかな、下請け法に違反している事例が
公共事業でも横行してる訳で
幾らで落とそうとも、法定最低賃金をきっちり支払っているのか
発注者側にも監視する責任があっていいと思うのです。


>>自然が相手なので、工法変更、設計変更がいくらでもありますし。

んん~

自然が相手でなくとも
どんな工事でも思惑が外れる事なんて幾らでもあるのですが。。。

まぁ、いい方に外れてくれる場合もあり
その時は、その分は儲けになる訳ですから
悪い方に外れた場合は、当然請負者が被るべきで
その為に、見積もり段階で、危険率を見るのが当たり前なんですが。

物価スライドも、それを見越して金額を算定すればいいのであって
電線も銅の価格に連動するので、一時期の高騰した時は
読みきれず、かなり損をしましたが、だからと言ってそれを
施主に負担してもらえるはずはないですからね。

まぁ、流石に仕様変更があれば再見積もりにはなりますが。

と言う事は、意図的に仕様変更を始めから目論んでいれば
何でも有りになっちゃう訳ですか。


あぁ、
思い出しました

道路公団といえば

通行料金徴収用の赤いブースのエアコン。

あれ、普通に家庭用なのですが

その昔は、高く見積もっても市価150000円ほどのものが
あの赤いブースの乗っかると
なんと
300万になったそうです。


郵政の配達用の赤カブも

それ専門の納入業者がいて

とてつもない金額だったみたいですね。


Re: 公共事業に喝!
  • げしゅ
  • 2010/01/29 (Fri) 14:02:02
>立場を利用しての価格の強要

う~む、なるほど。

>幾らで落とそうとも、法定最低賃金をきっちり

そうですね。
やはり人件費だけは、昔のように役所の直傭、という手もあるのではないかと。
物品や材料に関しては、なかなかそうも行かないでしょうが・・・

>いい方に外れてくれる場合もあり その時は、その分は儲けになる訳ですから
>悪い方に外れた場合は、当然請負者が被る
>見積もり段階で、危険率を見る

もちろんそうなんですが。

>意図的に仕様変更を始めから目論んでいれば何でも有りになっちゃう

そうなんです!
たとえば、はじめからソンだと明らかにわかる仕事を発注し、OBがらみの会社に受注させます。
そこに、儲かる追加・変更をどんどん入れて行き、さらに「随契」すれば、「公正な入札」を行いつつ、OBにきっちり甘い汁を吸わせることこができます。

逆に、明らかに儲かる、と思われる仕事に、無知なフツーの会社を飛び付かせて、誰もやらない、絶対ソンする追加・変更をムリヤリ入れて行くこともできます。

>市価150000円ほどのものが あの赤いブースの乗っかるとなんと300万
>郵政の配達用の赤カブも それ専門の納入業者がいて とてつもない金額

交通事故で、ガードレールや標識など公共物を壊して、その価格を見て目玉が飛び出た人も多いことでしょう。

公共事業には、全て「それ」がある、と思っていいでしょうね。
それを縛るものが、「仕様」というマジックです。

役所はいろんなもののメーカーとつながって、いろいろな「フツーのもの」に、「○×省仕様」「▲■県仕様」という証明書を発行させます。
その紙切れ1枚で、「フツーのもの」の価格は数倍に跳ね上がります。

それは当然、入札価格に反映され、ムダ金はメーカーに流れて行きます。

メーカーはボロ儲けする代わりに、屁の役にも立たない役所のOBを、高待遇で雇います。

役所は、そういう「話のわかる」メーカーの製品に限り、「仕様」として採用すればいいわけです。
というか、そのメーカー独自の部分を選んで、「仕様」にするのです。

前にCVで、日本の排ガス規制に、トヨタは適合するが、ベンツは適合できない。
よってトヨタの技術の方が優れている、という意見を目にしましたが。
よほどオメデタイか、トヨタ内部者か、政府関係者としか思えません。

そういう「裏」の部分に、公取委や会計検査院は最初から目を瞑っているし、民間オンブズマンなどの入る余地はありません。

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